事務職OLの月1高尾山歩き。2019年9月に利用した金比羅台コース下りについて紹介します!
※実際に利用したのは2019年9月です。記事を作成していたところ、台風19号の影響で一時通行止めとなり、お蔵入りしていました。2019年11月、通行可能となりしばらく経ったので載せたいと思います。
金比羅台コースとは
下りの場合は、1号路の途中から分岐し、金比羅台という展望台を抜け、国道20号線に降り立つコースです。国道20号線は、高尾駅と高尾山口駅の中間点あたりに出ます。
展望台は眺望がよく、天気が良ければスカイツリーも見えます。展望台近くには小さなお社(金比羅神社)もあるので、下山途中にお参りもできます。
登り方面の記事についてはこちら:
マイナーなコースのためか「どこからどこまでを金比羅台コースと呼ぶか」は人によって異なるようです…ネットで調べるとバラバラ。私は「1号路から分岐して、金比羅台展望台を経て下り、国道20号線に合流するまで」を「金比羅台コース」と呼ぶこととします。
金比羅台コースを下ってみた
金比羅台コースは1号路から分岐するルートです。分岐するのは、ケーブルカー乗り場を過ぎ、リフト乗り場を過ぎ、更に下った場所です(上の略図では、灰色の点線でケーブルカーとリフトを表しています)。1号路の下りもかなり終盤になったころですね。
あ、リフト乗り場に至るまではどうやって降りてきても構いません。山頂からずっと1号路を降りてきてもいいですし、3号路や4号路を経てから浄心門で1号路に合流してもOKです。
さて、リフト乗り場を横目に舗装路をしばらく下ると、このように道が分岐したところに出会います。
ここで右に大きく曲がると通常の1号路を進むこととなり、高尾山口駅に到着します。今回は金比羅台コースを行くため、まっすぐ進みます。
ここが金比羅台という展望台(金比羅台園地)です。
金比羅さまの神社もあります。お参り。
金比羅台コースへ進むには、展望台の右側をまっすぐ進みます。
と、すぐに左右の分かれ道に出ます。右は1号路に合流して高尾山口駅に至る道です。今回は高尾駅方面へ進む金比羅台コースなので左へ。
もうこの時点で、草木生い茂る鬱蒼とした道ですね。
進むとこんな感じ。もともとの道が細いのと、左右から草木が飛び出してきていて圧迫感のあるところが多いです。
たまに二手に分かれて、5mくらいですぐに合流するところがあるのですが、大体片方にロープが張ってあります。おそらく正規のルートではない方(通るのが危ない方)にロープを張ってくれているのでしょう。
訪れたのは千葉県に大きな被害を与えた2019年9月台風15号の2週間後。台風のせいか木が根っこごと倒れているところもありました。その後の台風19号では一時通行止めとなりましたがどうなったのでしょうか…未確認です。
下に進むにつれて笹が増える気がします。
ここで舗装路に出ます。
あとは道なりに舗装路を下って行くと、
国道20号線(甲州街道)に出ます。
ここで金比羅台コースは終了です。大体30分くらい掛かりました。
おまけ:高尾駅に行くには
国道20号線に出たところで、右に進むと高尾山口駅に、左に進むと高尾駅に到着します。
どちらも同じくらいの距離ですが、今回は高尾駅へと進んでみます。本当は住宅街や神社を通るルートもあるようですが、行ったことないので今回は割愛して、ひたすら道なりに国道を進みます。
15分ほど歩いて、この「高尾駅前」という信号で右に曲がると、
中央線高尾駅に到着します。
ちなみに普段は15分なんて何ともない距離ですが、ひたすら山道を下った後だと長く感じます。まだ着かないの!?と思いながら歩きました。
金比羅台コースまとめ
1.超マイナーなコース
高尾山の主要なコースは1~6号路+稲荷山コースだと思います。先日書いた蛇滝コースもマイナーですが、この金比羅台コースはそれ以上にマイナーです。
30分歩いてすれ違ったのは3人だけでした。少ないと1人~多くて5人ほどと、全然人がいません。静かに山歩きを楽しみたいときにはおすすめかと思います。
2.道が狭め、藪の迫る道
基本的に道はずっと狭く、加えて両側から藪が迫ってくるようなところも多いです。圧迫感があるかも。登りでも「植物に擦れる&藪のせいか結構虫がいるので、肌を守るために夏でも長袖着用がいいと感じました」と書きましたが、引き続きそんな感じ。前回6月より植物が育って、より一層必要感が増したかも。あ、蚊も結構いました~。
3.駅まで遠い
登りでは「高尾駅からも行ける」と書いたこのコース。確かに高尾駅・高尾山口の中間地点に降り立つのでどちらも利用可能ですが…下りだと「どっちの駅からも遠い!」と思ってしまいました。下山で疲れた足で、平地15分歩くのは結構面倒でした。
そう考えると、登山口から駅まで近い1号路、6号路、稲荷山ってすごいいい立地なんだなぁ。
4.悪天候のあとは注意かも
今回訪れたのは関東を直撃した台風15号の2週間後くらい。台風の影響か道に散らばる葉っぱや小枝、通行に問題はないものの根から倒れている木、それに伴って登山道に崩れてきている土などがありました。そして関東に大打撃を与えた台風19号のあとは、しばらく通行止めに。
元々登山道が狭く、木々や藪の迫るこのコース。台風など悪天候には大きな影響を受けると思われます。事前にコースの状況を調べるとともに、通行不可となっていなくても悪天候の後は控えるなど、対策が必要だと感じました。
おわりに
人が少なく、一人での山歩きが楽しめる金比羅台コース。ただ…個人的には下りには使わないかな…と思います。薮の迫る細い道を、ほぼ誰とも会わずに下りて行き、登山口に着いても駅まで距離がある…。疲れている下山時にはあまり通りたくないなと思いました。
でも登りで使う分には、登った先に眺めのよい金比羅台展望台&金比羅神社があって心弾みます!天気が良ければなおさら。これからは登り方面で使っていきたいと思います。
関連記事:同コース登り
更新履歴:
2020.1.3 コース紹介記事として加筆修正、写真変更