事務職OLの月1高尾山。2020年1月に利用したびわ滝コースを紹介します。
びわ滝コースとは
このブログでは、登りの場合「6号路途中のびわ滝右脇から入って1号路へ抜けるコース」を指します。↓の略図でうす紫色のコースです。
なぜ「このブログでは」と書くかというと、「びわ滝コース」は6号路の別名として使われることもあるからです。ここでは6号路ではなく、6号路から分岐する登山コースのことをこう呼ぶこととします。
距離としては短いですが、岩ばかりの急坂で結構しんどい。その分「山登り感」を楽しめ、麓から山の中腹までショートカットできる、びわ滝コースを紹介します。
※途中木々が青々とした写真がありますが、夏に撮った写真の再利用です。1月なので基本緑は少ないです。
びわ滝コースを登ってみた
びわ滝コースは、6号路の途中から分岐します。まずは6号路へと向かいましょう。6号路は、高尾山口駅からケーブルカー清滝駅へと向かい、清滝駅の左脇を進みます。
ここが6号路の登山口です。付近に6号路のコースを説明した看板もあるのでわかりやすいと思います。
さて、6号路をしばらく進み…
ここが6号路とびわ滝コースの分岐点です。写真だと「ここどこ?」って感じかもしれませんが、錫杖型の石像(6号路の登山口)以降ずっと1本道だったところ、突然道が二手に分かれるのでわかると思います。
右手に進むとすぐにびわ滝があります。写真で見ると小さいですし、実際小さな滝なんですが、目の前にすると「おぉ~滝だ~」ってなります。
さて、このびわ滝の右にある階段。ここからびわ滝コースの始まりです(このブログの場合)。
登り始めると、急勾配の岩道です。
しばらくで分岐点に到着。
ここで高尾病院前コースと合流します。
※高尾病院前コースとは、6号路の登山口に着いたとき、6号路に入らず直進したコースです。コース名は勝手に名付けたので公式ではないです!笑
びわ滝コースは道標の「高尾山頂」方向へ進みましょう。ちょうど”く”の字に折り返す形になります。
ここからも岩の道が続きます。
しばらく行くと分岐点と道標。
6号路から入って、1号路に出るのがびわ滝コースなので、右手の1号路方向へ進みます。左に進むと、山の中腹を周回する2号路に進みます。
1号路の建物が見えてきたらもう少しです。
広場(霞台園地)に着いたらここがびわ滝コースの終着点です。お疲れさまでした~。
振り返ると今登ってきた登山道と「悪路注意」の看板が。
本来は景色もいいのですが、今日は曇っていますね。残念。
びわ滝コースまとめ
1.岩混じりの急な坂
最後の看板にもあった通り、びわ滝コースは「岩混じりの急な坂」です。この一言でもう9割方表している気がする…。
6号路にも岩はありますがどちらかと言えば砂利っぽいですし勾配はなだらか、稲荷山コースも一部にごつごつした岩がありましたが木の根や土の道が多いイメージ。こんなに岩ばかりで急な坂は(私の行った範囲では)初めてです。
そのためか、ストックを使っている登山客が、他コースに比べて多かったです。確かにあると便利かも!
岩は膝が痛くなりやすいですし、砂利は滑りやすいので、確かに上級者向けの注意が必要なコースです。
2.雨のあとや寒い時期は注意
岩が多いこのコースは、雨のあと滑りやすいと思うので注意が必要です。急勾配ですし、雨のあとは避けた方が無難かもしれません。
また、2月に下りで使ったのですが、13時頃でも凍結している場所がありました(びわ滝からすぐの石階段のところ)。びわ滝周辺は水っぽいので、降雨に関わらず濡れているかも…寒い時期は凍って滑りやすくなります。暖かい時期に使う方がいいかもしれません。
3.1号路以外で山の中腹へ行ける
ケーブルカーやリフトの駅、天狗焼が食べられる高尾山スミカ、夏季開催のビアガーデン会場…山の中腹の霞台園地付近には様々な観光地があります。
霞台園地へ向かうには、主要コースでは1号路を延々と登るか、ケーブルカー等を使うしかありません。でも舗装路の1号路は登りたくないしケーブルカーも嫌だなぁ…そんなとき、びわ滝コースは山っぽい道を楽しみながら霞台園地へ向かうことができます。同様に蛇滝コースや金比羅台コースも、1号路を避けつつ霞台園地に向かうときに使えますよ。
4.「びわ滝コース」の名前について
冒頭に「びわ滝コースという名称は、6号路の別名として表記されることもある」と書きました。
代表的なのは高尾登山電鉄のホームページ(登山コース | 高尾登山電鉄公式サイト)。1号路を表参道コース、4号路を吊り橋コースと呼ぶように、6号路を琵琶滝コースと記載しています。
個人ブログとはいえ、別の登山コースと間違えやすい、紛らわしい名前をつけるのは止めようかとも思ったのですが…半年以上この名前で呼んでいるので、今更変えられない!また、愛読の高尾山4コマ漫画でもこの道を「琵琶滝コース」と呼んでいるので、この名称のままにしました。
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もし、当ブログを登山の参考にされる場合、別のコースと取り違えないようにお気をつけ下さい。
おわりに
今回はちょっぴり上級者向けのびわ滝コースを紹介しました。岩が多く歩きづらくはありますが、山らしさを感じながら1号路へと抜けられるこのコース。
足元に注意しながら、これからも利用したいと思います。
関連記事:びわ滝コースへ逸れず、6号路で登る