事務職OLの高尾山コース紹介第三弾。今回は夏でも涼しい水と木陰の6号路(登り)についてまとめていきます。登ったのは2019年7月13日です。
6号路とは
登りの場合、ケーブルカー清滝駅の左側へ進んで登るコースです。
高尾山には多くの登山道がありますが、6号路は駅前の登山口からほぼ頂上まで登れます。山頂までは約1時間半。
全体的に木々が生い茂り、小川沿いを進む涼やかなコースです。山頂以外に眺望はありませんが、途中に小さな滝”びわ滝”や、沢の中を進む”飛び石”があり、見どころもあります。
新緑のGWと紅葉の11月は登り一方通行になりますので、その時期に訪れる場合は注意が必要です。一方通行の情報は、高尾山ビジターセンターのホームページなどで確認できますので、よく確認してから訪れましょう。
(※)2019年10月の台風19号により1ヵ月ほど一時通行止めとなりました。2019年11月下旬に通行可能となりましたが、一部景観が変わっているところがあります。特に”飛び石”周辺はかなり土砂が流れ込んでおり、下記写真の景色からは変わってしまっています。詳細は関連記事をご参照ください。
6号路を歩いてみた
まず、京王線高尾山口駅を降りて右手に進み、ケーブルカー清滝駅方面へ向かいます(1号路、稲荷山などと同じ)。
清滝駅の左側の舗装路へ進みます。
すぐに稲荷山コースへの登山口が見えますがスルーして、さらに道沿いに進みます。
しばらく歩くと、左手に登山口があらわれます。(※まっすぐ進むと東京高尾病院の前を通る別の道になります)
ちなみに8月中旬~9月中旬には、タマアジサイがたくさん咲くのだと思います。7月中旬のいまは1株だけ開花。白と薄紫の花が爽やかですよね。つぼみは丸々とした球状です。
小川沿いに石混じりの道を進みます。
もう少し歩くと分岐点。
6号路は左手に進みます。…が、右手に進んですぐのところに「びわ滝」があるので、多くの方がこちらに寄ってから6号路に行くみたいです。今回も寄ってみます。
おおー。写真だと小さく見えますが、近くだと結構ザァァーッという音がして迫力がありますよ。
ちなみにこの祠の脇の階段を登って進むと「びわ滝コース」という別の登山道になります。
1号路途中のケーブルカーの高尾山駅の近くに出るのですが、「岩混じりの急登」「上級者向けのコース」などと書かれているコース。今回は6号路なので引き返します~。
再び分岐まで戻って、6号路を進みます。
↑の写真の画面奥では小川が流れています。この沢には入ることができて、実際に入って遊んでいる子供やカップルもいました。
道中は足元が水っぽかったり、細い道で木の根を越して行ったりするので、少なくともスニーカー必須だと思います。バレエシューズで歩いていた女の子は大丈夫だったのかな…。
メインイベント、飛び石を歩く直前に分岐点。橋を渡って左手に進むと稲荷山コースに抜けます。6号路は直進。
直進すると飛び石で川の中を歩きます。ただ降りてきた人とすれ違う時など、一旦下に降りることもあったので、やっぱり染みない靴じゃないと困ると思います。
しばらくなだらかな道を行った後に階段。延々と続きます。6号路を歩いたのは初めてではないのですが、こんなに階段あったっけ???と思うほどの階段。
6号路は沢沿いに低いところを進むので、最後に一気に標高を稼ぐために階段を登るのでしょう…。雨上がりの今回は地面がぬかるんでいて、そういった意味でもしんどかったです。
階段を登ると広場があり、その先に標識があります。標識の通り、ここで6号路はおしまい。ここからは山頂方面に行きたいので、5号路(高尾山山頂方面)に合流します。
舗装路をえんやこらと登っていくと、1号路にある大きなトイレに着きます。ここで1号路に合流。
左手の登り坂を進みます。
そして頂上へ到着です!
6号路の特徴
1.沢沿いをゆく
小川に沿って歩く水の多いコースです。滝を見ることが出来たり、沢に降りることが出来たり、川の中を飛び石で進んだりと、水に触れる機会も多く楽しいコースだと思います。小川のせせらぎを聞いて進めるのも気持ちがいい。登山道にも水が流れたり、染み出したりしている箇所が多いので、やっぱり靴選びは重要だと思います。
2.水辺の植物と苔
沢沿いということで、植物も水辺や湿った土地に生えるものが多いのだと思います。6号路ならではの植物が色々あるんじゃないかな。それから今回気付いたのですが、苔も綺麗でした。写真がうまく撮れなかったのが残念ですが…苔好きの方は6号路は楽しいかもしれませんね。
3.水と木陰で涼しい
上記のような水が多いことと、木が生い茂っていて木陰が多いことから、夏も比較的涼しいコースだと思います。でも秋に下りで利用した時も楽しかったので、もちろん夏以外も楽しめますが。
4.道が狭い・人が多い
全体的に道が狭いです。その割に、やはり人気のコースだからか人が多い。ときどき行列で進んでいるような時がありました。広場で抜かしてもらったり、逆に抜いたりすれば、前後に人がいない時も多々ありましたが。1号路のように人が多いから楽しいコースもありますが、このコースはあんまり騒がしいと楽しめないかも。時間帯を早くするなど、できるだけ静かに楽しめる方法を探した方がいいかもしれません。
また、冒頭にも書いた通り新緑のGWと紅葉の11月は登り一方通行になりますので、その時期に訪れる場合は注意が必要です。
おわりに
今回は6号路登りのコースレビューをまとめてみました。個人的には(最後の階段さえなければ)とても好きなコースです。夏になると登りたくなります。
水っぽいコースなので、再三書いていますが靴には注意です。キャンバス地のスニーカーでは絶対登りたくありません…。また、岩や木の根もありますし、滑らないような靴がいいですね。登山靴、おすすめです!
更新履歴:
2020.1.12 コース紹介記事としてイラスト追加、加筆修正
関連記事:6号路(下り)
稲荷山コース(6号路と同じく、高尾山口駅から頂上まで登れます)