とうつきの備忘録

地味OLの備忘録。ゆるミニマリストな暮らしと、ものづくりと節約。

マイナンバーカードを保険証として使ってみた

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”医療情報・システム基盤整備体制充実加算”を加算されたくない!

未活用だったマイナンバーカード

昨今、色々と騒がれているマイナンバーカード。問題が多発するあまり、取得したカードを返納したいなんて人もいるようです。

私はふるさと納税のワンストップ特例制度で使用するために申請し、合計20,000円分のポイントも貰いました。

www.tou-memo.com

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ワンストップ特例制度の申し込みの度に棚の奥から引っ張り出してきて、コピーを取って、また仕舞う……。1年間それしか使っていなかったマイナンバーカードですが、この度、保険証として使ってきました!

☆この記事は「何故マイナ保険証を使うに至ったか?」の説明が中心で、実際に使った時のアレコレは詳しくありません。実際にマイナ保険証を使おうと思って苦労中の方の参考にはならないと思いますのでご了承ください☆

 

”医療情報・システム基盤整備体制充実加算”とは

使用のきっかけは、診療明細に載っていた保険点数”医療情報・システム基盤整備体制充実加算”です。

これは、ざっくり&語弊のある説明をすると「マイナ保険証での診療体制を整備するために、マイナ保険証を使わなかった人に加算される料金」です。最大で60円(保険適用後の3割負担で18円)とはいえ、意識せずに加算されていくのは悔しい。

↑この下から2番目のやつです。2023年4月から値上がりしたようで、その説明がダイヤモンドオンラインの以下記事で読めます↓

diamond.jp

 

診療明細に「再診 56点」「歯科疾患管理料 100点」とか書いてあるアレ。1点=10円のこの保険点数ですが、マイナ保険証が使える病院で、マイナ保険証を使わないと”医療情報・システム基盤整備体制充実加算”加算されてしまいます。より正確には「マイナ保険証を使い、かつ情報取得に同意した場合」ですが……。点数は初診・再診の状況で異なります。

  • 初診・従来の保険証…6点
  • 初診・マイナ保険証…2点
  • 再診・従来の保険証…2点
  • 再診・マイナ保険証…0点

初診・再診ともにマイナ保険証使用&情報取得に同意した方が保険点数は低くなっています。再診時は、従来の保険証2点(=20円、保険適用後の3割負担で6円)、マイナ保険証ゼロ点となり、一回の金額は小さいものの通い続けると塵も積もれば……となりそうです。

 

※わかりやすいと思った説明↓

www.iwase-hp.jp

※フローチャートとしては以下がわかりやすいです↓

www.tokyo-sk.com

 

歯医者通いで"医療情報・システム基盤整備体制充実加算"が気になる

こちらの点数、ずっと従来の保険証を使ってきた私にも加算されていました。というか、全く意識しておらず加算に気付きませんでした。いつぞやのニュースで「マイナ保険証を使わないと保険料が少し高くなる」と聞いた記憶はありますが「ふーん」と聞き流して忘れていました。

気付いたのはつい先月です。この春、半年ぶりの歯科検診を受けたところ、虫歯がいっぱい!との診断を受け、延々と歯医者通いをしております。銀歯が3本もできたぜ…。

毎回受け取る診療明細を「なんやかんやごちゃごちゃ書いているなぁ……」と眺めていたところ、”医療情報・システム基盤整備体制充実加算”を見つけました。「ナニコレ……あっ、例のマイナ保険証使わないと云々のやつ?2点?2点っていくらなの??」と調べて理解したのが↑の内容です。

ただでさえ嫌な歯医者通いをしているのに、マイナ保険証を使わないってだけでお金を取られるの!?と憤りの気持ちでいっぱいに。再診なら保険適用後1回6円とはいえ、ポイ活好きの人間にとっては「こんなどうでもいいことで6円分のポイントがチャラに!?」とも思います。

まだ通うでしょうし、ここらでマイナ保険証を使ってみるか…!と思い立ちました。

 

マイナポータルから利用申込状況を確認

マイナポイント第2弾として「マイナンバーカードの保険証利用申し込み」は完了しているはずです。ただ、いざ病院で使用不可となっては困るので、事前にマイナポータルで確認しました。

マイナポータルのアプリを開き、ログイン画面で暗証番号(数字4桁)とマイナンバーカード読み込みでログイン。たしか「わたしの情報」から、保険証利用の申し込みが完了している旨が確認できました。

特に意味のない確認となりましたが、ログインするために暗証番号(数字4桁)を思い出す機会があったのは良かったです。この暗証番号がのちのち必要になるので……。

 

マイナ保険証を持って病院へ!

来院当日。マイナンバーカードを財布にセットして、念のため従来の保険証も持って病院に向かいました。

読み込み機器に恐る恐るマイナンバーカードを乗せると、ライトがぴかっと点いて読み込みを開始。本人確認を「暗証番号」と「顔認証」のどちらでするか聞かれます。なんとなく顔認証に抵抗があるので、暗証番号を選択しました。……自宅で事前に暗証番号を確認しておいて良かった~!多分、マイナポータルログイン用の暗証番号と、病院での本人確認用の暗証番号は同じです。※もし違うなら私が使い回しをしていて良くないので教えて下さい。

次に過去の医療情報(薬剤情報や特定検診情報?)の閲覧の同意確認をされます。「同意する」を押せばOK。最後の画面で「○○ ○○様(本名の氏名)」と表示されたので、ちゃんと認識されてる~と嬉しくなりました。マイナンバーカードは診察の前に回収します。

あとは普通に診療を受けてお支払いです。受け取った診療明細はこちら。

これが従来の保険証の時の診療明細↓

"医療情報・システム基盤整備体制充実加算"がなくなってる~!6円余計にかからなかった!やったぜ!

 

おわりに

実際に使ってみると、思っていたほどの戸惑いや抵抗感はありませんでした。使い慣れないので暗証番号に一瞬迷ったり、完全移行していないので念のため従来の保険証を持ち歩く二度手間感があったりしますが……。まあ、移行期間は仕方ないのかな、と思います。

ただ、気になる点もひとつあります。記事では一発で上手くいったように書きましたが、実は初回はマイナ保険証を出したのに"医療情報・システム基盤整備体制充実加算"が加算されてしまったんですよね……。加算されなかったのは2回目の挑戦でした。おそらく情報取得の同意確認で誤って「同意しない」を押してしまったのでは…と考えています。2回目はよくよく注意して「同意する」を押したら成功したので。ただ……うーん、初回も「同意する」を押したつもりだったのにな。

これからもマイナ保険証を利用した時は"医療情報・システム基盤整備体制充実加算"の加算の有無をチェックしていきたいと思います。