靴底のすり減りを、補修材を使って直してみました。意外と自分で直せるものだ。
はじめに:靴底のすり減りは自分でも直せる!
いつの間にかすり減っている靴底。歩行に支障はないものの、斜めになったかかとを見るのは悲しいものです…。歩き癖なのか、かかとの外側ばかりが削れやすく、これまではすり減るたびに修理専門店で直してもらっていました。
ところが、世の中には靴底修理のための補修材なんてものが売っていて、それを使えば自分でも直せることを知りました。
やってみたい!ということで、補修材「シューグー」を使って靴底修理にチャレンジしました。
0.準備
0-1.使用した補修材
補修材にも様々な種類があります。私は「シューグー」というブランドの「シューグーS」を選びました。熱湯に浸けるかドライヤーの熱風を当てて、熱でスピーディーに固めるタイプです。
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自然乾燥で固めたい場合は、24~48時間置いて固めるタイプもあります。こちらは色にもバリエーション(黒・白・自然色)があるようです。
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0-2.用意したもの
(写真)シューグー(本体、付属のやすり、付属のヘラ)、いらないクリアファイル、ハサミ、セロテープ、使い捨てポリ手袋、古布、新聞紙
(写真外)熱湯を入れたポット、耐熱温度120℃の洗面器、カッター
1.靴底の修理
補修材に説明書きがあるので、基本はその通りに進めます。
1-1.靴底を整える
まずは、新聞紙の上に靴を置いて、靴底の汚れを落とします。私は前日に靴底だけ水洗い→干して乾かしたものを、古布で再度拭きました。
(※2020年10月2日追記)
写真では、向かって左の靴にうっすら穴が開いていますよね。こうなってしまったらもう補修とかじゃなく止めた方がいいです。この穴が元になったのか、この付近の中敷きがボロボロ&靴底に亀裂が入りました…。
補修材を盛りたいところに、付属のやすりでキズをつけます。あんまりキズはつきませんでしたが、まぁ適当に。
クリアファイルを適当な大きさに切り、補修したい高さになるようセロテープで留めます。マスキングテープなんかでもいいはず。
手袋をはめて、クリアファイルの切れ端か何かに補修材を絞り出します。
1-2.補修材を塗る
付属のヘラ(アイスバーの棒でも良さそう)で補修材をすり減ったかかとに塗ります。写真では絵具っぽいですが、もっと固くてしっかりしたテクスチャです。
クリアファイルで作った高さになっているかを、横からも確認します。
1-3.お湯に浸ける
耐熱容器にお湯を張り、補修材を塗った箇所を浸けます。説明によると浸ける時間は、
とのこと。結構厚く塗ったので、この状態で5分ほどキープ。
5分経過したらお湯から取り出し、補修材を押してみて、しっかり固まっていればOKです。
※手で触る場合は、必ず手袋をした手で触ります(固まっていないと手についちゃうので…)。あと熱いので火傷注意!
1-4.形を整える
冷めたらはみ出している箇所をカッターなどで削ります。
やわらかいゴムを切っている感触。固くはないですがそれなりに力を入れて切っていくので、怪我に注意です。
満足がいくまで切り取れたら、これにて完成です✨
2.完成品
もう一足も補修し、出来上がりがこちら。
右側は綺麗にできました!で、左側は…うーーん…汚いですね…笑。
なんで左側が凸凹になってしまったのか、考えた反省点は二つあります。
3.反省点から見る注意
3-1.補修材は直接塗らない
まず、左側の靴は、靴底に直接補修材を出してしまったこと。
上に書いた手順説明では一旦別の場所に補修材を絞り出し、それをヘラで塗っています。
が、その後面倒になり靴底に直接絞り出してしまったんです…。それが汚くなってしまった左側。直接出したものを広げると、うまい具合に広がりませんでした。必要な量を適宜取って塗るべきでした。
3-2.お湯は都度沸かす
もうひとつの理由は、お湯の温度が低かったからだと思います。右側の靴は沸かしてポットに入れておいた熱々のお湯に浸けました。しかし、もう左側の靴はそのお湯を再利用してしまい、結果お湯が冷めていたんです。適温で浸けなかった補修材は、5分経ってもぶよぶよでした…。
慌ててもう一度お湯を沸かし、熱々のお湯に浸けたところで、ようやくしっかり固まりました。一発で固めた方が絶対きれいになります。お湯の温度には注意しましょう。
おわりに
裏側から見ると汚いですが、普通に過ごす分には靴底なんて見ません。よって、補修してからは何の問題もなく履けています。
補修材は固めた後もがちがちになるわけでは無い(硬めのゴムくらい)ので、修理してからも少しずつ削れていってしまいます。それだけちょっと残念かな。でも、もともとすり減りやすい場所だから補修したわけで、それは仕方ないですね。
修理したことで一層愛着が湧きました◎