とうつきの備忘録

地味OLの備忘録。ゆるミニマリストな暮らしと、ものづくりと節約。

「美味しそうだから買ってみた」なんて言える人生がいい

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安いPB商品ばかりを買い回る。ケチな私の内省・自分語り。

実家はいいぞ

先日書いたとおり、GWは実家に帰ったりもしていました。

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実家はいいです。一人暮らしも3年目、割と何度も帰っているのに未だに歓迎してくれるんですよね。「食べたいものがあったら言ってね」と言いながら、私の好きなカレーを作ってくれるし、一人じゃ食べづらい山芋や焼き魚を出してくれるし…。帰りには「また来てね」と言ってくれました。私の人生で一番自慢できるポイントは、両親に愛されていることと、私自身がそれを自覚していることだと思っています。

 

そんな素晴らしさとは別に、実家に帰るたびに思うこと。

「もっと楽しく生きるためにお金を使おうぜ、わたし」

 

生き方が吝嗇すぎる

趣味は「節約・ポイ活」と「貯金」と言っても過言ではない私。かなり堅実な生き方をしていると思います。よく言えば節約家、倹約家。悪く言えばケチ、しみったれ。それでも綺麗に言おうとしたら吝嗇。

りん‐しょく【×吝×嗇】 の解説
[名・形動]ひどく物惜しみをすること。また、そのさま。けち。「―な人」

吝嗇(りんしょく)の意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

国語の教科書で出会ってから、気に入っている単語です。たまに悋気(りんき/やきもちのこと)と混ざるけど。

 

そんな私の吝嗇ポイント。

  • よほどそのメーカーを気に入っていない限り、スーパーではPB商品一択。
  • お弁当は割引シールが貼ってあるものから選ぶ。
  • 基本古着、あとは大体ユニクロかしまむら。
  • 服・本・文房具、なにもかもまず中古で買えないか考える。

キリがないから止めましょう。その結果なのか、こんな意識が根底にあります。

  • 高価なものは不相応だと感じる

それも”高価”のラインが結構低めです。例えばファッションブランドの定価の洋服を買うことや、プチプラ以外の化粧品を買ったり高めの美容院へ行ったりすること、目一杯冷暖房を使うこと、果物を食べること……。それらは自分には不相応たど感じてしまいます。

 

いや、たしかに収入は多くないんですよ。一般的な事務職OLとして、年収300万円台の暮らしをしています。でも実家時代の貯金もありますし、そんなに切り詰めて生活することなくない!?!?

 

「自分には安物がお似合いだ」?

詳しい出典は思い出せないのですが、お片付け・ミニマリスト界隈でこんな話を聞きます。

高価な食器を勿体ないからと仕舞い込んで、イマイチ気に入っていないノベルティや安物を使い続けるのは止めた方がいい。”私はタダのもの、安物がお似合いだ”と自分自身に言い聞かせて蔑ろにしているようなもの。良いものを使って”自分は良いものを使うに相応しい、大切にされるべき存在だ”と思えるようにした方がいい。

私はまさしくコレで、”私はタダのもの、安物がお似合いだ”と思っているんですね。自覚あります。それがイコール自分を蔑ろにしているか、は置いておいて。

 

どうしてこんな考えになったのか、はよくわかりません。

もともと「安上がりな幸せを幸せだと感じられるままでいたい」とは考えていたのですが……。1000円のケーキの細かい点にぐちぐち文句をつけるより、割引シールが貼られた300円のケーキを喜んで食べる方が絶対幸福度高いじゃないですか。それが行き過ぎた結果なのかな?

あるいは実家時代、果物好きな母が夕食後いつも果物を出すのを見て「私の給料じゃこんな生活はできない。もっと身の丈にあった生活をしなくては」と考えたことが遠因でしょうか。身の丈、を一度下限に設定して、そこから上がって来れない?

 

家族全員が「見て!これ!安かったの!!」と安さ・お買い得さを自慢するタイプで、安い=良いこと、の価値観は不変的にありそうです。でも不相応云々を考えて結果貧相な生活をし続けているのは私だけっぽいような…。変なところで自虐的な物の選び方をしているのが、謎で仕方ありません。

 

おわりに

現状に何の不満も抱いていないならいいのですが、アパートでもほんのりと「もっとお金を使って生活すればいいのに…」と考えています。それが明るく居心地のいい実家に帰ると「もっと!お金を使って!生活すればいいのに!!」と爆発する形に。

節約のHOW TOは世間に溢れ返っていますが、程よく楽しくお金を使う方法はあんまり見当たりません。自分でどうにかするしかないのか…!

今の私では、例えば通りすがりの物産展で惹かれる商品があっても、値段をチラ見して購入を控えてしまうこと必至です。「わぁいいな。美味しそうだし、せっかくだから買ってみよう」なんて言える人生にしたいなぁ。