ジュースや紅茶の方がおいしいでしょ? 今週のお題「おとなになったら」
過度な期待はないままの現在
はてなブログの今週のお題が「おとなになったら」でした。おとな…大人……。
幸か不幸か、私は冷めた子供でした。将来の夢など、幼稚園の頃の「お花屋さん」だか「ケーキ屋さん」だかで終わり、その後は思い描くものがまったくありません。「大人」及び「自分」に対する過度な期待がなかったのでしょう。
中学生の段階で「私は仕事に打ち込み過ぎると過労死か自殺するタイプだから、給料が安くても生きていける会社で働きたい」と悟り、ついでに「将来結婚しないだろうな」とも悟り、30代現在はだいたいそんな感じで生きています。
さて、そんな私でも「大人になったら○○なのかな?」と考えていて、見事に外れたものがあります。
それは「大人になったらお酒を飲む」です。
お酒、好きじゃない
大学時代も勤め始めてからも、飲み会にはそれなりに参加してきたと思います。
それぞれ缶チューハイやカシスオレンジ、梅酒、レモンサワーなどを片手に時間を過ごしてきました。……が、一向にお酒を好きになれない!!
まず辛口のお酒が飲めません。ビール、日本酒、ウイスキー、ワインなどが選択肢から外れます。そして炭酸が苦手なので、ほとんどの缶チューハイとサワー系が消えます(※ただ、飲酒が必要なシーンであまりに飲めるものが少ないと感じてサワーをちびちび飲み続けた結果、たまに好んで炭酸を飲める状態にレベルアップ)。
そうするともう、残りはカシスオレンジなどの甘いカクテル、果実酒、一部サワーとなり……もうそれオレンジジュースで良くない?カルピスも美味しいよ?となってしまいます。
そもそも、酔ってふわふわした状態になるのが好きじゃないんだと思います。
陽気になって会話が弾みやすくなる恩恵もありますが、思考力も落ちますし、ふわふわして、場合によっては気分が悪くなったりも。自分を自分で制御できない、或いは制御できないかもしれないから気に掛けなきゃいけないのがとても嫌です。
結果として、飲み会でも許されるならお酒は飲みたくない、自宅での晩酌なんてもっての外!という大人になりました。
この世はお酒で回ってる(特に夜)
ところが、この社会はお酒を飲むことが大前提の仕組みになっているように思われます。一番感じるのは「一人でお酒を伴わない夜ご飯を食べようとすると、選択肢が一気に減る」ことに気づいたときです。
ランチなら行ける個人経営店も、夜だとアルコールを頼まないといけない雰囲気を感じる……そんなことはありませんか。結果として、夜ご飯候補はチェーン店、ファストフード、夜まで空いてるカフェなどに絞られてしまいます。
あとは、ノンカフェインのコーヒーやお茶の種類が少ないのはなんでだろう?と考えまして。「コーヒーや紅茶好きの人は夜ご飯以降に何飲んでるんだろう? カフェインの影響を受けにくくて普通のコーヒーを飲ん……いやお酒飲んでるんじゃない!?」と気付いたときは悲しかったです。そうか、そりゃ需要がないわけだ……。
おわりに
ただの嘆きになってしまいました。ともあれ「おとなになったらお酒を飲むようになるのかな?」と思っていた子供時代とは異なり、好んでお酒を飲むことはないおとなになりました。
お酒に対するテンションが若干周りと話が合わないこともありますが、好きな物なんて人それぞれ。誰かがアルコールを好きなように、きっと私はお菓子が好きです。晩酌をしない代わりにデザートを食べます。
夜ご飯ではなくランチを開拓して、ノンカフェインティーの味の薄さに首を傾げ、お酒でぽわぽわしてない頭で本を読み、いつでも自転車に乗れる。おとなになってもあまり変わらない、これが私の現在です。