110円の漫画が10円で買えちゃう。
BOOKOFFとは長い付き合い
「本を売るならブックオフ♪」のCMが耳に残るBOOKOFFには、子供の頃からお世話になっています。古くは中学時代に少女漫画や青い鳥文庫を買い集めて、その後も漫画・ライトノベル・旅行雑誌・参考書……などなど、多くのジャンルの本を売ったり買ったりしてきました。
年数を数えたら、もう20年来のお付き合いです。
20年の間にポイントやクーポンの制度も様々な変遷を辿りました。独自ポイントカードでレシートタイプのお買い物券が発行されたり、Tポイントに相乗りしたり、また独自ポイントカードに戻って1ポイント単位で使えたり……。
そんなBOOKOFFは現在、スマホアプリがポイントカードになっています。そしてこのスマホアプリで貰えるクーポンがとってもお得なのです。
110円商品にも使える100円OFFクーポン
一番お得だと思うのが、こちらの100円OFFクーポンです。
<スクリーンショット:ブックオフアプリより>
どこがお得なのかと言うと、購入金額の縛りがない点です。税込み110円の文庫本や漫画にも使えます。クーポン適用後のお会計は10円玉!
このクーポンは、事前にアプリでお気に入り登録した店舗でのみ使えます。配信サイクルは毎月1日と15日の2回です。
例えば、近所のBOOKOFF店舗をお気に入り登録します。110円コーナーにある、少し昔の本や漫画から読みたいものを選びます。月2回届くクーポンを使って、月の上旬に1冊、下旬に1冊のペースで購入します。
これ全部、1冊10円で購入した漫画です。一昔前の漫画を読みたくなったとき、スローペースで良いなら漫画喫茶よりずっとお得。ちなみに右奥の漫画は年末に買い取りに持って行ったのですが、1冊10円で買い取ってくれました。買値と売値が一緒……!
ただし、110円商品以外は高い
こうして110円商品をさらにお得に購入できるBOOKOFFですが、一方で110円商品以外は値上がりを続けているお店でもあります。
昔のBOOKOFFは、店内が100円コーナーとそれ以外のコーナーに二分されていた印象です。100円コーナーは本・漫画・CDなど種類も量も充実していて、それ以外のコーナーも本は1000円以下の商品がほとんどでした。少し版の古い資格試験参考書なんかが、300~800円程度で売っていたものです。
ところが、昨今は”100円”コーナーのほとんどが”110~220円”コーナーになってしまいました。それ以外のコーナーでは、”330円以下”なんて分類が新設されたり、1000円超え商品が当たり前にあったり。それも定価1400円の本が1100円で売っています。もうそれ新品で買ったら……?
値上がりは都心店で顕著で、110円~220円の文庫本コーナーに110円商品はほとんどありません。割と古びた『走れメロス』や『坊ちゃん』なんかも220円です。郊外の店舗では110円文庫本が充実の場合もあり、値付けは店舗によって違うみたいでした。
こんな状況ですが、何故か古い漫画は安定して110円をキープしています。新しい漫画は定価に近い値で売られていますが、古い漫画が220円で売られていることはありません。ここで100円OFFクーポンをお得に利用するなら、古い漫画を買い集めることかな、と思う訳です。
おわりに
110円商品をクーポン利用で買うならお得な一方、小刻み金額設定やほぼ定価な中古本の存在など、あまりお得とは言えない一面もあるBOOKOFF。配送料を考慮してもフリマアプリの方がお安いことも多いです。
最近の本の趣味は少し前に流行った本で、その影響か漫画もタイトルだけ聞いたことがあるものを読みたくなっています。なんとなく読みたいだけで全巻まとめ買いするのは色々心配ですし、漫画喫茶は結局落ち着かなそうで断念。古本屋で1ヵ月1~2冊のペースで読み進めて行くのが、私に合っていると思います。
いま読んでいる『甘々と稲妻』を12巻まで集めきったら、次は何を買おうかな?