金閣寺と清水寺、東福寺のお庭と玉子焼き。
9月下旬、京都と奈良へ旅行に行って来ました!
3泊4日の旅は、一人旅としては過去最長。思い出も写真も山ほどある旅行の記録を、ブログに書き綴っておこうと思います。まずは京都編!
旅行の目的
- 修学旅行で訪れた金閣寺・清水寺に再訪する
- ブックホテル「TUNE STAY KYOTO」に宿泊する
- 京都ご飯を食べる
京都は過去2回訪れたことがあります。中学時代の修学旅行と、大学時代の2泊3日旅行(友人4人組)です。ただ、特に修学旅行の記憶が朧気すぎて……果たしてあの風景は自分が見たものなのか、テレビの映像を自分の記憶とすり替えてしまったのか、判断がつきません。有名所をもう一度自分の目で見たい!と思いました。
また、最近は本が読めることをウリにしたブックホテルへの宿泊にハマっているので、そんなホテルに泊まりました。あとは京都ならではのおいしいものが食べたいな…と。
観光
1日目は金閣寺とその周辺、2日目は清水寺とその周辺を見て回ることにしました。
金閣どーん!
本当に金ピカだ~と100人中100人が言いそうな感想を抱きました。ただ本当に、修学旅行当時に班のメンバーと写真を撮ったその構図しか記憶に残っていませんでした。山門に向かうまでの道、綺麗なお庭と池、金閣の裏側に回り込めること、その先に落ち着いた雰囲気の緑道が続くこと……なんにも覚えちゃいませんでした。
ただ、修学旅行で金ピカの豪華さとは異なる寂れた裏道を歩いた記憶がありまして。これはどこだ……と思っていたのですが。
あ~ここだ~!!
有料ゾーンを抜ける一歩手前、不動明王のお社とお土産コーナーが入り混じる細い石畳の道!私は15年前にここを歩いたぞ!!正直、金閣本体を見た瞬間よりアハ体験できました。
この日はとても天気が悪くて……金閣寺の前に北野天満宮を訪れたのですが、雨を避けてまず門前でお昼ご飯を済ませまして。よし止んだ、と外に出たら再びの土砂降り。
参道を歩くうちに小降りになったのもつかの間、轟く雷鳴。いやまあ、菅原道真は死後怨霊として都に雷を落としたとも言われるしこれはこれで風情が……
Yahoo!天気の雨雲レーダー画面のスクショ
境内を出たあたりでとんでもないゲリラ豪雨に遭いました。仕事帰りに最寄り駅で遭遇したら小降りになるまで待つレベルの豪雨です。次に訪れた平野神社は門で雨宿りをさせて頂いた記憶がほとんど……。
いやいや、でも「平野御竈」という言葉は覚えました。過去天皇家の食に関しては3つの竈――平時の食事の庭野御竈・祭事の食事の忌火御竈・健康や吉兆を司る平野御竈――があることも!
2日目の清水寺も金閣同様に「私…本当にここに来たこと…あ、る……?」となりました。清水坂を歩いたことや、清水の舞台から音羽の滝を見下ろしたことは覚えています。ただ、仁王門や三重塔、舞台の後ろ側の本堂の様子は吃驚するほど覚えていませんでした。
やはり学校の行事で連れて来られただけでは記憶に残りづらいのでしょうね。単純に、年数が経ってどんどん忘れていっていますし。修学旅行で行ったから、ド定番の観光地だからと避けることなく、改めて訪れると楽しい場所でした。
今回の旅行では石庭も2箇所訪れました。
1日目に龍安寺(金閣寺近辺)、2日目に東福寺(伏見稲荷神社近辺)です。
15時過ぎに訪れた龍安寺はそれなりに人がいましたが、それでも縁側にゆったり腰掛けることができるくらいの賑わいでした。
テレビやら観光雑誌やらで目にする枯山水の石庭は、いざ目にすると思ったよりこじんまりしていました。「方丈庭園」という名前だそうですね。ぼんやり眺める時間と、空気感が良かったです。
「吾唯足知(われただたることをしる)」のつくばいもありました。私、この「足るを知る」という言葉がとても好きなので、見ることができて良かったです。
東福寺は朝一番に行きました。9時受付開始で、9時5分頃入場しています。そのおかげで、広いお庭が貸し切り状態!
建物の東西南北すべてに趣向の異なる別の庭があるので、少しずつ移動したり、縁側に座り込んだりしながらぼんやり眺めました。雑誌で見たこの格子模様のお庭目当てで行ったのですが、
写真で見ると綺麗なのですが、現物はそこそこ。それよりも1枚目の広い石庭が良かったです。途中からまた雨が降ってきて、ぱたぱたと屋根が鳴る音を聞きながら人気のない石庭を眺める……良い時間でした。1時間近くいました、庭に。
実際の旅程
【1日目】北野天満宮→平野神社立ち寄り→わら神社立ち寄り→金閣寺→きぬかけの路を歩く→龍安寺→仁和寺の外観のみ 18,909歩
【2日目】東福寺→二年坂から清水寺→東寺の弘法市流し見→玉子焼きゲット 17,683歩
ホテル
宿泊したのは京都駅近くにあるブックホテル「TUNE STAY KYOTO」です。
見てください、この本棚!
ここは共有スペースの本屋で、壁一面の本棚に「京都に関わる本」が並びます。2000冊ほどあるそう。めちゃめちゃ“映え”ますよね。旅先で新しい出会いや発見に繋がる手助けを、とのこと。普段は手に取らない類の本をぱらぱら眺めたり、京都に関するエッセイをじっくり読んだりできました。
椅子やソファーは点在するものの、一応「本屋」という建前だからか何処にも「ゆっくり本を読んでください」といった文言が見つからないのは笑っちゃいました。本音と建前。たまたま椅子が近くにある本屋。
詳しいホテルの紹介はサブブログで書きたい(未定)。
食事
あまりこだわらず、湯葉丼を食べたりにしんそばを食べたり。三年坂でおはぎを食べたり。あんこがつやつやで美しく撮れて嬉しい。
一番楽しかったのはだし巻き玉子を買って食べたことです。見てください、このサイズ感!これで380円!
コンビニおにぎりやお惣菜と合わせて、玉子焼きメインの晩ご飯を頂きました。なお、さすがに1/3は翌日の朝に食べています。
おわりに
直前まで「どこへ行きたい」が決まらなかった京都旅行ですが、結果的にはしっかり楽しむ修学旅行リターンズができて良かったです。金閣寺も清水寺も定番のザ・観光地ですが、だからと言って価値が欠けるとは思いません。大人になってからしっかり”観る”と興味深いです。
植物が好きなので枯山水はあまり……と思っていましたが、想像以上に石庭に惹かれることもわかった今回の旅行。次は各所の石庭をメインにしても良いかなと思いました。
次回は3日目以降の奈良編を書きます。