ボリスかわいい。
ブルーナ絵本展@銀座
銀座にある百貨店・松屋銀座でブルーナ絵本展が開催されています。
ブルーナとは、ミッフィーの作者であるディック・ブルーナさんのことです。「ブルーナ絵本の魅力に迫る」をコンセプトに、手がけた絵本や原画、絵本『ぼりす そらをとぶ』の制作メモなどが展示されます。
私は3年ほど前にミッフィーという"キャラクター"を好きになったので、ミッフィーの生い立ちやブルーナさんのその他作品はほとんど知りません。これは見に行きたい!と思っていました。
ところがこちらの展覧会、百貨店のイベントスペースで実施されるからでしょうか。会期がとっても短くてですね……!8月15日(火)~8月30日(水)までしか開催されないのです。
できれば混雑した土日より平日が良い……ということで、ちょうど8月に行く予定だった健康診断(社外実施)に半日休暇をプラスした平日休みに行ってきました!
ブルーナ絵本展の感想
開催地は松屋銀座(新館)の8階イベントスクエアです。
銀座を訪れた朧げな記憶とGoogleマップを頼りに炎天下を歩き、おしゃれな外観の百貨店を見つけて入店。エスカレーターで8階へ。会場に辿り着くと、チケット売り場の隣に壁一面のボリスが!
わ~かわいい~~!展覧会に来たぞ~って感じ!
以下、会場内は撮影禁止だったため感想だけ書いていきます。
たくさんの絵本
まず、入場してすぐにブルーナさんの絵本が壁いっぱいに並んでいました。ミッフィー、日本ではうさこちゃんシリーズが何冊も刊行されていることは知ってましたが、それ以外の動物たちが主役の絵本もたくさん。小さい子が眺めて楽しい『まる、しかく、さんかく』や『かぞえてみよう』といった、子供の興味に寄り添った絵本も点在していてほっこりしました。
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大人が子供に見せたい/読ませたい絵本って、大人目線で素敵なイラストやストーリーが描かれた本になりがちだと思うんです。でもそれを子供が好きかって言うと別ですよね。『はらぺこあおむし』って大人になってから出会ったら何が面白いのかわからないと思います。でも子供の頃は延々と、ただひたすらに色んなものを食べていくのがとても好きでした。
ブルーナさんの絵本は、子供が面白い!楽しい!って思えそうな本がいっぱい。ああ、子供が本当に好きで、子供のための絵本を書いていたんだろうなと思えてほっこりしました。
ブルーナカラー
また、ブルーナさんの絵本には「ブルーナカラー」というカラーリングがあります。
絵本で使うのは基本的に「レッド・イエロー・ブルー・グリーン」の4色。それに犬や象を描くための「ブラウン・グレー」を加えた、合計6色のみでブルーナさんの絵本は構成されています。
私はこの「ブルーナカラー」という単語とカラーリングしか知らず、それぞれがどんな時に使われるのか……などを知りませんでした。例えば緑色はお出掛けのシーンに多く、黄色は楽しいシーンに多いとか。カラーごとにイラストを紹介する場もあり、理解が深まりました。
ミッフィーがよく着ているこの色がブルーナレッドなんですけど……オレンジ色に見えますよね。
↑これはうちのミッフィー↑
たくさんの原画
たくさんの原画を見ることができたのも良かったです! 原画はカラフルなのかと思いきやモノクロでした。白い画用紙に黒色の絵の具で描かれたミッフィーたち。どうも手描きの線画をフィルムで撮って(?)印刷段階で色を乗せているんですって!
画用紙の表面は凸凹していて、こんなざらついた紙面にこんな滑らかな線が描けるのか……と驚きました。ブルーナさんがミッフィーの口と目を描く場面を撮影した短い映像もあり、見てみたら細い筆の先を切り取ったような絵筆で、下書きの線を1〜2mmずつ埋めていくように、じっくりと筆を進めていました。
こうやって描いていたのか……。作者さんの手で少しずつ生み出されていくミッフィーの可愛いことといったら!
おわりに
会期の短い展覧会ですが、無事訪れることができて大満足です。他にも気に入ったイラストや展示がありましたが、全部書いたらキリがないのでこの辺で……。ミッフィーや絵本が好きな人が行ったらとても楽しめると思います。
本当は別の場所で平日限定ランチを食べてから訪れる予定が、寝坊に端を発したスケジュールの遅れで叶わず……段取りの下手さにくさくさしていましたが、ミッフィーやボリスたちが可愛かったからまあいっかー!と思えました。
お土産にポストカードを3枚買いました。シンプルで可愛いイラスト、部屋に飾ろうと思います。