ブックホテルと徳川園と名古屋グルメ。
出張で名古屋へ!
2月初め、出張で名古屋に行ってきました。
私は生粋の事務職なので、本来は職場ビルを出ることすら稀です。新幹線に乗るような日帰り出張は初めて。「会社のお金で交通費が出るなら、その地で遊んで帰るぞ!」と観光してきました。とはいえ、冬は心身ともに元気がないのと、すでに名古屋には数度訪れているため、まったりペースでしたが…。
1日目の日中はお仕事ということで、アフターファイブから始まる名古屋1泊1日旅行を書き残しておきます。
ランプライトブックスホテル名古屋
まず、ホテルは「ランプライトブックスホテル名古屋」に宿泊しました。
ホテルの1階が本屋兼カフェとなっています。いわゆるブックカフェとなっていて、宿泊者でなくとも本を読みながらコーヒーが飲めます。選書は「旅とミステリー」が中心とのことで、海外ミステリーが所狭しと並んでいました。
旅のコーナーには旅エッセイや美しい景色の写真集、キャンプハック集があり、他にも「本」や「装丁」に関する本などがありました。ホテル宿泊者は部屋に2冊の本を持ち帰れるほか、チェックイン日に使えるドリンク券が貰えるなど、うれしい特典がいろいろありました。
部屋も広くて綺麗。オットマン付きの一人用ソファーがあるんですよ!楽しい!
このホテルに泊まることが名古屋旅メイン。ひたすら本を読みました。
江國香織『旅ドロップ』、アントニイ・バークリー『毒入りチョコレート事件』とがっつり活字を嗜みつつ、写真集や絵本も眺めました。
貨幣・浮世絵ミュージアム
ホテルが伏見駅にあったので、その周辺で気になるスポットを探したところ「貨幣・浮世絵ミュージアム」を見つけました。三菱UFJ銀行が管理する小さめの博物館です。
福岡旅行で福岡市博物館を訪れてから、小さめの博物館・ミュージアムに興味が湧きまして。東京でもソラマチにある郵政博物館を訪れたり。
日本の貨幣制度の歴史解説と展示がメインで、大変勉強になりました。一度生まれた貨幣が質の低下に伴い廃れたとか、渡来銭の存在とか、知らなかったことが沢山。大判小判って思ったより大きかったです。海外のコインなんかもあって綺麗。ハイパーインフレしたゼロがいっぱいの紙幣も面白かった。
浮世絵は……ううん、あまり興味が湧きませんでした。
徳川園・徳川美術館
徳川美術館が今回2つ目のメインだったのですが、実際に行ってみると隣接する徳川園(お庭)の方に心惹かれてしまいました!都会にぽつんとある庭園って好きなんですよね。東京だと小石川後楽園とか、浜離宮恩賜公園とか。落ち着いた雰囲気がとてもよかった~。
季節的に牡丹が咲いていて、これも良かったです。花弁ぶわぶわの牡丹は浪漫がありますね。ひとつひとつ傘を被っているのが、愛を感じて素敵。
徳川美術館は、ひな人形の特別展が開催されていました。3月3日の雛人形だけかと思いきや、雛道具……おままごと用のミニチュア道具も飾ってありまして。本物の碁盤とミニチュアサイズの碁盤が並んでいる展示には「可愛い~!」と心躍りました。
通常展では、刀と茶器が良かったです。一方で能の道具や着物はピンと来ず。ずっと西洋絵画の美術館ばかりで、博物館歴が浅いので自分の好みがまだわかりません。
ご飯
名古屋名物も食べました。
スパゲッティハウスヨコイのあんかけスパゲッティー!(1日目夜)
矢場とんのみそかつ定食!(2日目昼)
胃腸の調子が良く、今まで敬遠していた重めの名古屋グルメを食べられて嬉しかったです。
本当は2日目夜ご飯まで粘って帰るつもりだったのですが、何だか疲れてしまい夕方17時発の新幹線で帰路へ…。それでも十分楽しめた名古屋観光でした。
おわりに
これまでの名古屋観光は、熱田神宮(2回)、名古屋城(2回)、名古屋テレビ塔(1回)、名古屋港水族館(1回)、東山動物園(1回)など、有名な観光地への来訪が中心でした。今回は「ホテルを楽しむ+これまで訪れていないところへ行く」を目的として、ゆったり楽しめた旅だったと思います。
出張が決まった瞬間宿を取ったので、全国旅行支援(宿代20%OFF)が利用できたのも良かったです◎
ブックホテルと読んだ本に関してはサブブログに書こうとしているのですが……なかなか筆が進まない!
→ブックホテルの感想だけで3000字書きました!(2023年2月23日追記)