とうつきの備忘録

地味OLの備忘録。ゆるミニマリストな暮らしと、ものづくりと節約。

本当にテレビを持っていない人はどうしたらいいの

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NHKからの「放送受信料のご案内」

ある日、ポストを覗くとひとつの封筒がありました。宛先の書かれていない横長の封筒。

「こんにちは、NHKです」

ああー!受信料のお願いー!
たぶん1年ぶりくらいかなー!?お前また来たのかー!!

私は、このNHKからのお手紙がすごく嫌いです。だって、本当にテレビを持っていないんです。

 

受信料制度は理解しているけど、本当にテレビがない

たしかに、実家にはありました、テレビ。夜ご飯のお供はNHK7時のニュースだった家庭ですから、もちろん受信料も母がきちんと払っていました。

テレビに張り付いていた時代もありました。しかし、次第に一人でテレビを見ることはなくなり、実家を出た先で新しくテレビを購入する意思はまったくありませんでした。

テレビだけでなく、いわゆる「放送を受信することのできる受信設備」は所有していません。ワンセグ付きのパソコンやスマートフォンも、カーナビ、その他受信できる機器もありません。

 

「テレビは持ってるけど、NHKは見ていない。見ていないのに受信料を取るなんておかしいじゃないか!」という考えがあることは把握しています。そうして支払わない人がいることも。分からないでもないですが、今回はいったん保留させてください。

私は!本当に持っていないのに!受信料制度へのご理解を求められているんですよ!

なお、ご理解はしている!!

 

支払いを免れている罪人のように扱わないで

このお手紙の嫌なところは、「本当に払う必要がないのに、さも支払いを拒んでいる人のように扱われている気分になる」ところです。

ようは、「お店に立ち寄ってすらいないのに、食い逃げ犯のように責められている気持ちになる」のです。

 

たしかに、この「放送受信料のご案内」には、「受信料を払ってください」とは一言も書かれていません。

封筒に入っていた4枚の紙は『みなさまに支えられて 受信料制度について』、『放送受信契約について』、『放送受信契約書兼住所変更届』、『放送法(抜粋)日本放送協会放送受信規約』でした。ひたらすら受信料制度と受信契約へのご理解を求められ、そっと受信料契約書が同封されているのです。

「お店でご飯を食べたらお金を払わなきゃいけないんだよ。はい、支払うならこの紙で申請してね」と言わんばかり。だから!私は!そもそもご飯を食べてないの!

 

困るのは「私はお店でご飯を食べていません」と主張する手段が記載されていない点です。実際に食べていないのだから、食い逃げで捕まることはありません。でも、いわれなき罪があるかのような扱いを受けて、反論する手段がないのは……な~~~んかモヤっとするのですよね。

 

おわりに

ネットで見かけるように「NHKうぜー」で済ませてしまえればどんなにか。

でも、私は真っ当に生きているという矜持があって、支払うべきものはきちんと支払っているという自負があります。そこに「ご理解ください」の皮を被った「支払ってください」のお手紙、それも支払う必要がない旨を伝える手段がない形式での依頼は止めてほしいです。

以前はお問い合わせ窓口に電話して「テレビ無いです!もう送ってこないでください!」と伝えたこともありましたが……結局意味が無いので諦めました。今回のお手紙の連絡先はナビダイヤルで、こんなことにお金を掛けるのも無駄です。

テレビを所有しないうちは、ポストで見かけたら開封せずにごみ箱へポイ、が正しい態度でしょうか。