とうつきの備忘録

地味OLの備忘録。ゆるミニマリストな暮らしと、ものづくりと節約。

奈良漬けの余った酒粕に、豚ロースを一夜漬け

 このページには広告が含まれます

奈良漬けの味噌を再利用!おいしいお肉になりました。

奈良漬けの酒粕、どうしよう?

去年、奈良でお土産に奈良漬けを買いました。賞味期限が先だからと戸棚にしまい込んだのち、約半年ぶりに引っ張り出してきて開封しました。

パッケージを開けた瞬間に立ち上る独特の香り。酒粕と味噌に漬け込んでいるので、お酒の香りがします。「守口大根」というゴボウのように細長い大根は、全身がべっ甲色になって味がよく染み込み、しゃくしゃくした歯応えも良い漬物でした。

 

(↓開封前の写真がありませんが、この箱の中の一袋だけ買ったイメージです。/楽天サイトより)

 

さて、一方で戸惑ったのが「余った酒粕をどうするか?」という問題です。

上の写真のように、パッケージの中には漬物である大根の他に、茶色い酒粕がたっぷり詰まっているんですね。全部食べたら塩分過多は確実、でも捨ててしまうのは勿体ない!

何かに使えないかと調べてみることにしました。

 

奈良漬けの酒粕アレンジレシピ

最初は「奈良漬 周りの酒粕」でネット検索しましたがイマイチ。その後「奈良漬 酒粕 再利用」で検索するとそれなりにヒットしました。多かったレシピは以下。

  • 肉や魚を漬け込んで、○○の粕漬けを作る
  • きゅうりや人参を漬け込んで、浅漬けを作る
  • 奈良漬をみじん切りにして、クリームチーズと酒粕と混ぜてディップを作る

 

確かに「鮭の粕漬け」とかよく聞きます! 独特の風味が染み込んでおいしいよなぁ…。お肉も漬けられるんですね…おいしそう……。

ということで、「豚ロースの粕漬け」を作ってみることにしました。参考にしたレシピはこちら。

migakunara.jp

 

豚ロースの粕漬け焼き

とりあえず味が染み込んでればOK!としてテキトーに作りました。

買ってきた豚ロースの表面に酒粕を塗り、次の豚ロースを重ね、その上にまた酒粕を塗り……。3枚繰り返し、外側の表面にも酒粕をまぶしたミルフィーユ状の塊を作ります。そのまま保存袋に入れて、冷蔵庫で一晩。

 

翌日の夜、保存袋から出した豚ロースの表面から余分な酒粕をこそげ落とします。勿体ない〜! でも全部食べたら塩分が多すぎるし焦げ付くらしいので仕方ない〜!

表面に酒粕がちょっぴり残った状態で、油を引いて熱したフライパンにどーん。焼けたら引っくり返して更に焼きます。

いい色合い!酒粕の味が染み込んでいるはずなので、これ以上の味付けはせずに完成です。

 

奈良漬けの状態では酒精を感じる香り・味ですが、火を通したことで酒粕のアルコール分が飛び、あまじょっぱさ主体の味付けとなりました。子供も好きだろうな~。ご飯が進む味です。

写真では豚ロースは1枚ですが、もう1枚追加で食べました。ご飯もおかわりしちいました。

 

おわりに

守口大根の奈良漬けがおいしかったのは勿論、普段あまり食べないものを買ったことで副産物まで楽しむことができました。たまにはちょっと違ったものを取り入れるのもいいですね。豚肉も普段は豚小間ばかりなので、豚ロースを買ったことも初めてでした。

余談ですが、豚ロースを漬け込むはずの夜はあまりに眠くて、家事をほとんどせず23時前に消灯&布団に潜り込みました。しかし「あっ!豚ロース漬けてない!」と気付いて起き上がり、眠い目をこすりながら(実際には酒粕が付いた手なのでこすれもせず)下準備をしたのでした。その頑張りのおかげで、丸一日漬け込んだ豚ロースはますますおいしかったです。