とうつきの備忘録

地味OLの備忘録。ゆるミニマリストな暮らしと、ものづくりと節約。

大体、現実に沿った夢を見る

 このページには広告が含まれます

今週のお題「初夢」

 

2連続でお題記事です。今週のお題は「初夢」。

……初夢。今年の初夢は散々でした。途中で何度か起きたので、計3本見て、うち2本覚えているのですが…。

 

2023年の初夢

1本目は、旅先で訪れたホテルで連続殺人事件が起きる夢。明確に殺人かは分からないのですが、時間差で人が死んでいきました。「今度は××号室の××さん(知らない人)が亡くなったって……」といった会話をしたのと、言いようのない焦燥感を覚えています。起きてから、事件ではなくデスゲームに巻き込まれたのかも?と思いましたが、真相は夢の中。

2本目は、吹き抜けのあるショッピングモールのような場所を「校舎」と認識した上で、世界が水に沈んでいく夢。綺麗な日本沈没、と言ったところでしょうか。ガラスの破片入りのやけに澄んだ水が流れ込んできて、1階の床を沈めていくんです。こちらは特に焦燥感を持っておらず「ああ、こうやって死んでいくのか…」と達観していました。

 

何故、元旦から物々しい夢を見たのか。十中八九、1月1日に伊坂幸太郎著『死神の精度』を読んだからだと思います。

 

現実の出来事が夢に影響しやすい

『死神の精度』は、主人公の死神・千葉が「担当の人間が八日後に死ぬのが相応しいか?」を調査する連作短編集です。慣用句が理解出来ていなかったり、ミュージックをこよなく愛していたりと、なかなか愛嬌のある死神(※大体の人間は死ぬ)。

さて、その短編の中には、吹雪に閉じ込められた洋館で連続殺人事件が起こる……といった話がありました。

いやー私の初夢、絶対にこれの影響!寝る直前に読み終わったし!!

 

校舎が水没する夢は、単純に“死”を連想させる夢かな?と思ったのですが、話を聞いてくれた家族曰く「伊坂幸太郎の『終末のフール』じゃない?」と。『終末のフール』は3年後に小惑星が衝突して人類が滅びるという終末世界を描いた作品です。その世界の終わり方として、作中で海面が上昇して全部が水に沈む、と考える人がいるんですね。

いやー私の初夢、絶対にそれの影響!『死神の精度』を読む前、家族と『終末のフール』の話をしたんです!!

 

……以上のように、私は現実世界の出来事を多大に反映した夢を見ます。

学生時代に体育祭が近付けば、体育祭当日の校庭で空を見上げる夢。クリスマスが近付けば、大学時代のアルバイト先でケーキを売る夢。本やマンガを読み込むと、その世界観を取り入れた夢。

夢は脳の整理整頓作業と言いますが、まさしくその通りの夢となっています。

そんな私が元旦から人が死ぬ小説を読んだ結果、燦々たる初夢を見てしまいました。

 

おわりに

「悪い夢は人に話すと良い」と言います。他人の見た夢の話はつまらないとも言いますが、験担ぎのためにも記事にさせてもらいました。流石に連続殺人事件には巻き込まれたくないぞ。最後まで生き残れるとしても。

直前に見たものや考えていたことを反映する。それなら、これを活かして良い初夢を見ることも可能ですね。例えば、1月1日に富士山の登山体験を読むとか、鷹狩の歴史を調べるとか、ナスの育て方を眺めるとか……。

いや、そんなに簡単に反映してくれないかもしれませんが、試してみる価値はあるかも。来年の初夢に向けて、富士山の写真集でも用意しておきましょうかね……?