「三菱UFJ eスマート証券株式会社」ってダサくない?
auカブコム証券が社名変更!
私の利用する証券会社は「auカブコム証券」です。株主優待を楽しむための株式や、世間に勧められるままに作ったNISA口座なんかは、すべて「auカブコム証券」で管理しています。
そんな「auカブコム証券」は、1ヵ月以上前にこんなニュースが出ていました。
三菱UFJ銀行の100%子会社になるんですって。正直”へー”って感想なんですが、一点だけ、どうしても気になる点があります。
新会社名「三菱UFJ eスマート証券株式会社」
……いや、名前ダッサくない??
新社名への悪口
私が口座解約した時の社名は「カブドットコム証券」でした。それが2019年に「auカブコム証券」となり、”auの自己主張強すぎて嫌だな”と思ったものです。でも、今回ほどの衝撃はありませんでした。
「三菱UFJ eスマート証券株式会社」
……いまどき「eスマート」って! 25年前に弾けたITバブル時代の命名でしょうか? これだけネット証券会社が増えてきた時代に、わざわざ「eスマート」って付けるセンスがわかりません。ペーパレスが遅れまくってる官公庁?
あと何でも「三菱UFJ」って付けたがるセンスも嫌です。せっかく「カブドットコム」って名前があったのに。跡形もなく排して、「三菱UFJ」って冠を載せるのが嫌い。
中高年向けにならないか心配
なんでこんなにダサい社名にしたのか?を考えた時、既存の三菱UFJ銀行のユーザー、それも中高年を取り込むためではないか?と思い付きました。三菱UFJ銀行のユーザーを狙っているのは、プレスリリースからも読み取れます。
これに加え、「三菱UFJ eスマート証券」は、MUFGの中核ネット証券として、MUFG顧客基盤との結びつきを抜本的に強化し、その機能を縦横に発揮することで、業界における確固たるポジションの獲得を目指します。
auカブコム証券は、2025年1月、三菱UFJ銀行の100%子会社となり、同年2月、「三菱UFJ eスマート証券」へ改称します(いずれも予定) | auカブコム証券 |
で、社名に「三菱UFJ」を冠していて有難がるのって、中高年だと思うんですよね。
若い世代は、そもそも何でもネットでやる時代です。若いと投資自体を始める機会が少ないかもしれませんが、いざ投資をするとなったら、わざわざ国内5大証券の支店窓口に行くでしょうか。たぶん、スマホでぱぱっと口座開設するでしょう。そういう人たちは「三菱UFJ」への安心感って薄そうですし、何なら堅い名前の証券会社だって嫌煙しそう。
既存のMUFG顧客基盤、ってのがもう年齢層高めでしょうし、投資未経験の中高年に投資させるのが目的なのかな。そういった人を集める証券会社になると、キャンペーンなどの雰囲気も変わってしまいそう。……なんて、そんなことを心配しています。
おわりに
斯くいう私が「カブドットコム証券」を選んだのは、三菱UFJとauが出資していると知ったからです。この2社が絡んでいるなら潰れないだろう、と。
しかし、それはネット証券らしいラフでキャッチ―な社名に、大手企業がバックアップしている実態があったからです。当時「三菱UFJ eスマート証券」という社名だったら、きっと別の会社で口座開設したでしょう。実体験を踏まえて、その名前じゃあ若い人は増えないと思いますよ~!と伝えたい。
また「中高年向け」と言いつつも、私も立派な三十路です。社名変更で会社目指す方向が変わってしまっても、違和感を覚えられるほど若いかと言われれば…うん……。案外、中高年向けのキャンペーンがマッチしたりして。あぁ、何事も慣れでしょうか。