ハンカチ持参派。そこに手間とお金をかけるのは勿体ないって思ってしまう。今週のお題「かける」
職場のトイレのペーパータオルが廃止
突然ですが、弊社のトイレにはペーパータオルがありました。
手を洗った後に使用する、すこしざらっとした使い捨ての紙ですね。
そのトイレがあるのは、お客さまが立ち入ることのない、事務員のみが利用するエリアです。そんな場所にも使い捨てのペーパータオルが設置するとは、お金のかけ方が面白い会社だなぁと思っていました。
さて、そんな職場にも物価高による経費削減の波が。昨年の秋、販管費圧縮のためペーパータオルが廃止されたのです。
基本的に私はハンドタオルを使っていたので、特段影響がありませんでした。今まで以上にタオルを忘れないようにしなくては……と思ったくらい。しかし、ペーパータオルのみを使っていた人たちは大変困ったようです。
「わざわざトイレにハンカチを持って行くのは面倒」、「濡れたハンカチが乾かないのは不衛生」等の不満の声は聞こえつつも、次第にハンカチ・タオル生活に移行する……と思っていたのですが。
ペーパータオルを自費で購入
ペーパータオル廃止からしばらくして、一部の人たちが自前でペーパータオルを買ってきました。もちろん共用ではなく、自分専用。100枚入りのペーパータオルを設置するのは自分の机の上です。トイレに行く際には、ペーパータオルを2枚ほど引き抜いて行きます。
……そうきたかぁ、と思いました。
私には完全に無かった発想でした。職場のトイレで手を拭くために、わざわざペーパータオルを買う、というのは。そしてそれをデスクの上に置いて、利用するたび引き抜いて使うというのも。
一人だけなら「変わってるな」ですが、そんなペーパータオル愛用者は、何人かいるんですよね。
生活水準を落とせない
もともと職場にペーパータオルが設置されていなかったら、こうはならなかったと思うのです。当たり前のように毎朝ハンカチをポケット、あるいはバッグに入れて、トイレではハンカチを出して拭く。日本中で見られる光景でしょう。
ただ、もともとペーパータオルを使うスタイルに慣れてしまったから、今更ハンカチには戻れない。だから、お金をかけてまで使い捨てのマイペーパータオルを用意してるのだろうと思いました。
生活水準は落としづらいと聞きます。
それが普通になっているから、収入から見るとお金をかけ過ぎとは気付けなかったり。
水準を落とそうとすると、大きなストレスがかかったり。
質を落とさないために、その水準に元々いる人たちには理解しづらい行動に出たり。
大げさではありますが、職場のペーパータオル廃止騒動を見て、そんなことを考えたのでした。
おわりに
布製のタオルは不衛生・面倒が多いと、自宅でペーパータオルを愛用する方の話を見たことがあります。個人的には「?」ですが、自宅ならまだ分からないでもありません。
ただ、職場のトイレで使うタオルを自前のペーパータオルにして、自席に置いておくというのは、なんだか……色んな人がいるなぁと思ったものです。「そんなところにお金と手間をかけるなんて勿体ない!」が私の正直な感想でした。
日常生活で良いものを使うことに憧れがありますが、低い水準へ戻す時が大変だからなぁ…。今日も安売りの商品を手にする日々です。