12星座占いの仕事運より。短いです。
雑誌の星占い
先日、知人から雑誌を見せてもらいました。巻頭特集は「2023年の運勢」。12星座ごとに今年の運気を占う内容でした。
子供の頃はラッキーアイテムやラッキーカラーを身に着けたものですが、それも昔のこと。今はへ〜と流し読みして、読んだ1時間後には内容を忘れています。
それでも好き勝手書かれているのを読むのは面白い。目で追った水瓶座の今年の運勢をふむふむ…と読んでいたところ、仕事運にこんな文章が(※だいぶ省略しています)。
仕事でミスが増えます。プライベートが充実するのも、本業があってこそ。本業を疎かにしないように。
「プライベートが充実させるためには、仕事を疎かにしちゃいけない」? え、そうなの?
人生の本業って、仕事?
これ、"プライベート"の場所に入る言葉が"副業"ならわかるんですよ。「副業で本業を疎かにしないように」。
例えば、私がブログの収益化を本気で目論んで、睡眠時間を削ってまでのめり込み職場でうとうと……。或いは職場でも仕事をサボってブログを書き始めたら……。それは「副業にかまけて本業を疎かにしないように」でしょう。
しかし、今回の比較対象は"プライベート"。
……私の人生で"プライベート"と"仕事"を比較したとき、本業なのは"仕事"でしたっけ??
仕事が生きがいとか、好きを仕事にしたから働くの好きとか、そんな人もいるでしょう。そうでなくても、多くの人が起きている時間の中で、働いている時間>プライベートな時間だと思います。
私もそれなりに仕事にやりがいを持てる瞬間や、仕事があったからこそ出会えた人・得られた経験・出来た成長などがあります。例えば2億円くらいぽんっと渡されて、今から仕事はしなくてもいいよ!と言われても、ニート生活は難しいでしょう。仕事に支えられている部分は、お金以外にもあります。
……でも、仕事とプライベートを並べて、仕事の方が重要で、仕事が本業、と言うつもりはありません。少なくとも、仕事が本業なんだから疎かにしちゃダメ、と他人に言われるのは心外です。
おわりに
後から考えれば、例えば『日経WOMAN』のような「お仕事頑張ろうぜ!」の雑誌だったため、あのような書き方になったのかもしれません。しかし、仕事が人生の本業とも言うような内容に、かなりの引っかかりを覚えてしまった年初でした。
私の本業は……うーん、そうですね、生きることそのものでしょうか。より良く、より楽しく生きたい。それが人生の本業です。
追記
ところで、最近エッセイ風のブログを読む機会が増えました。直近で交わした会話の口調や、読んだ文章の文体に引き摺られやすい傾向のある私です。なんとなくエッセイ風のブログ記事が増えております。起きた出来事を中心に書くのではなく、そこから派生した考えを書くのも面白いですね。
色々な文章が書けるようになりたいな。