動画サイトであの日の地震と津波の映像を見ました。きちんと覚えておかなくては、と思いました。まとまりない文章ですが。
2011年3月11日。あの日から10年が経ちました。
被害に遭われた皆さまには、改めて、心からお見舞い申し上げます。
先日、YouTubeで震災当時の映像を見たんです。
もともとピアノの弾いてみたとかを見ていた気がするんですが…おすすめ動画に出てきたんでしたっけ。
「そろそろ震災の日だものな…」と何の気なしに見始めたところ、あまりの壮絶さに苦しくなりました。
震災直後は様々な映像がニュースで流れていましたが、少し経ってからは、津波の映像は流れなくなりましたよね。
津波を見るたびに辛い気持ちになる方々への配慮はもちろん正しく、また、たまに流される映像も定点カメラのものだったり、ほんの短い時間だけだったり。
だから、正直、あの津波の悲惨さを忘れていたな、と思いました。
地元の方が撮影した、徐々に海の水位が上がり、堤防を越え、黒い水がなめるように街を飲み込み流されていく映像と、悲痛な叫び声と。
被災地の現在…復興の様子や、あるいは復興が進んでいない様子を知ることも大切です。
この時期に合わせて防災グッズを見直すことも、とても重要なことだと思います。
でも、それと共に、この現状をもたらした災害そのものの姿を、改めて刻み込んでおくことも必要だと思いました。
少なくとも私は、震災のニュースや防災グッズ売り場を見る目が、動画を見る前よりも真剣になりました。
そして、10年前に見聞きしたものを色々思い出しました。
地震発生当時に居た大学の講堂で見た千葉の工場が燃える様子とか、ニュース7で見た田畑を滑る黒い海が車を飲み込んでいく映像とか、日付が変わる頃に見た津波の漂流物が赤々と燃える自衛隊の中継とか。
幸いにも当時、私や周囲に被害はありませんでした。怪我もせず、物も壊れず。
それでも感じた「これからどうなっちゃうんだろう」というどうしようもない不安も、忘れてしまっていたなぁと思います。
しんどい映像ではありましたが、いま見ることができて良かったと思います。
正直、だからどう行動すべきかとか、そういう次元にはまだ辿り着けていないのですが。
でも、私はこれを覚えて行くべきだと思いました。あと、一生懸命生きていこうとも思わされました。
震災の日に寄せて、書き残しておきます。