医療費の高い外国に備えて加入する海外旅行保険。クレジットカード付帯のものでは不十分と感じ、損保ジャパン日本興亜の新・海外旅行保険off!に加入しました。
11月初旬、4泊6日のロンドン旅行へ行ってきました。「初めての海外旅行の準備」について書いていっていますが、今回は海外旅行保険についてまとめてみます。
旅行に行くと決めた当初、海外旅行保険については全く考えていませんでした。「クレジットカードに海外旅行保険がついているって聞くし、そんな感じで大丈夫でしょ!」と。しかし友人に「適用条件とかあるからちゃんと確認して!」と言われて調べ出し、最終的には損保ジャパン日本興亜の新・海外旅行保険off!に加入しました。
クレジットカードの保険だけでは足りない?
クレジットカードには、たしかに海外旅行保険サービスが付与されているものもあります。しかし、その対象者や適用条件、補償金額は様々です。
例えば、三井住友カード
カードを持っているだけで対象となるカード付帯保険は、対象となるカードが限られ、カードにより金額も異なります。私の持っている提携カードは対象外のようでした。
三井住友カード:海外旅行傷害保険|クレジットカードの三井住友VISAカード
例えば、楽天カード
普通の楽天カードも海外旅行傷害保険の対象ですが、カードを持っているだけではダメで、旅行代金の一部を楽天カードで支払う必要があります(※自宅→空港の電車賃だけでもOK)。また、例えば傷害治療保険は限度額200万円で医療費が高額な国では不安かも…。三井住友カードよりは使いやすそうてますが、渡航先による感じでしょうか。
楽天カード:楽天カード: 海外旅行傷害保険
楽天カードの海外旅行保険についてとてもわかりやすいサイトがあったのでぺたり:
カードだけで十分な場合も勿論あると思いますが、よく調べずに「クレジットカードを持っているから大丈夫!」と過信すると危険です。自分のカードがどうなっているか確認する必要があるとと思いました。
どんな補償があるのか
「海外旅行保険」と一言で言っても、補償内容は多岐に渡っていて驚きました。主だったものをメモ。
- 治療費用…旅行中の怪我や病気により病院で治療を受けた時に。
- 傷害死亡・後遺障害…旅行中の怪我で死亡したり障害が残った時に。
- 疾病死亡…旅行中に病気で死亡した時に。
- 救援者費用…海外で入院して家族が現地に駆け付けた時に
- 賠償責任…他人に怪我を負わせたり、他人の物を壊した時に
- 携行品損害…持ち物が盗まれたり、壊れた時に
- 航空機寄託手荷物遅延等費用…ロストバゲージした時に
救援者費用など「こんなことにも保険金が下りるのね!」と驚くことが多々。普段は疾病&傷害保険以外ほとんど必要ない人間なので、調べていると新鮮で面白かったです。
いくら必要なのか
それでは、それぞれの補償はどれくらい必要なのでしょうか。もうこれは「海外旅行保険 いくら必要」といった単度で検索を掛けまくりました。色々なことを言っている人がいるので…。
その結果、どれくらいの補償金額が必要かは「渡航先」と「年齢」が大きく関係する模様。「渡航先」はアメリカなど医療費が高い国に行くには、手厚い補償が必要ということ。「年齢」は高齢になるほど事故や病気になりやすい(これは国内でも同じですね)ので、手厚い補償が必要とのこと。
今回訪れるイギリスは、日本と比べれば高額なものの世界全体で見ればそれなり、また私は20代で持病もないので、そこまで手厚い補償は必要ないかな、と思いました。
保険会社の海外旅行保険へ加入することに
加入を決めた理由
高額な補償金額は不要なものの、保険会社の発売する海外旅行保険には加入することにしました。その理由としては
- 初めての海外旅行で不安
- クレジットカードの補償内容だけでは不安
- 家族も一定の海外旅行保険に入って欲しいと考えている
といったことが挙げられます。やはり不安を抱えたまま海外に行っても楽しくないです。自分が「これで大丈夫」と納得できる体勢で向かおうと思いました。また、万一保険に入らずに私一人では払いきれない負債を抱えた時に、負担を掛けることになるのは家族です…。家族に不安を与えないためにも一定の額の保険は必要だと考えました。
海外旅行保険の選び方
そうして保険会社の販売する海外旅行保険を探し始めましたが…正直、補償内容はあんまり代わり映えしない!そのため各サイトを見て回っていいなと思った、
- 24時間日本語サービス
- キャッシュレス対応
を満たしている保険会社で、
- その会社で一番安価なライン
- なんとなく好みだと感じる
保険を選びました。
新・海外旅行保険Off!に加入
今回加入したのは、損害保険ジャパン日本興亜が取り扱う、新・海外旅行保険off!(以下off!)です。
off!は日本語サービスに対応していて、指定の病院ならキャッシュレスサービスに対応。もっと安価な保険はありましたが、補償内容の説明や申込ページが見やすく好感を持ったこと、大手損害保険会社である安心感もあり決めました。ネットから申し込めば安くなりますしね!
申し込んだのはこんな内容。
値段は2630円でした。
モバイルWi-Fiを補償なしへ変更
この保険には損害賠償が1億円ついていて、免責金額もなし。そしてこの損害賠償保険ではレンタル用品の盗難・紛失などによる賠償にも対応しています。
Q.レンタル用品は補償されますか?
A.レンタル用品*1の破損・紛失・盗難によりレンタル業者へ損害を与え、お客さまが法律上の賠償責任を負うことになった際、「賠償責任補償特約」をセットしている場合は補償の対象となります。ただし、補償対象となるのは「お客さまご自身がレンタル業者から直接借り入れた*2旅行用品・生活用品」です。お客さまご自身がレンタル契約を結ばずに旅行会社等からサービス等で借り入れた場合は補償対象とはなりません。
*1レンタル用品にはwifi、携帯電話を含みます。
*2「直接借り入れた」とは、お客さまご自身が直接レンタル契約書にサイン等をして申し込みをされた場合となります。
私はグローバルWiFiから海外用モバイルWi-Fiを借りる契約をしていたのですが、万一盗まれた場合などに備えて「安心補償パック フル」という追加サービスにも加入していました。お値段は1980円。本体のレンタル1980円ですから、レンタル代と同じだけ補償料金として掛かっていたわけです。
…安心補償パック、いらないんじゃない?
ネットで調べたり、日本興亜損保のサイトを読み込んだりして、今回のレンタルに関しては、万一のときに保険が使えそうだとわかりました。そこで、グローバルWiFiに連絡して、安心補償パックを無しに変更してもらいました。
off!の方で補償してもらえるので、安心感はそのままに2000円支払わずに済みました!こういった「知らなかったから余分にお金が掛かった」っていうのは悔しいので、知ることができて良かったです。
まとめ
- クレジットカード付帯の海外旅行保険には適用条件がある場合や、補償金額に不足がある場合も→事前に内容をよく確認
- 必要な補償金額は渡航先と年齢によって決まるみたい→渡航先の医療費を要確認
- "自分が支払い切れなかった時に立て替えてくれる人"がいる場合は、その人のためにも加入した方がいいかも
- 補償内容に大きな差は見られなかった→日本語アシスタントサービスやキャッシュレス治療サービスなど、周辺サービスが気に入ったものや、なんとなくの好みで選んでもいいのかも?
- 補償内容を確認すれば、その他の補償サービスを解除できるかも!
おわりに
海外旅行保険選びは、旅行のために準備したものの中で最も"何を選べばいいかわからない"商品でした。平時には必要ないものの、有事には命(とお財布)の恩人ともなる保険。"万一"にどこまで備えるべきなのか、とても迷いました。
幸いにも何のトラブルにも巻き込まれなかったため、この選択が正しかったのか?はわかりません。ですが、自分に必要な補償を考えたりサービスを選んだりするのは、とてもいい勉強になりました。モバイルWi-Fiの安心補償パックは不要なのでは?と気付き、値段を抑えることも出来ましたし\(^^)/
今後また海外旅行に行く際には、より自分にあった保険はないか?を深く考えてみたいと思います。
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