最近やたらと動きが遅かった私のパソコン。古いバージョンのまま使用していたウイルスバスターによる「coreServiceShell.exe」のせいとわかり、バージョンアップしたら直った話です。2019年1月26日記載。
- パソコンがめちゃくちゃ重かった
- タスクマネージャーを確認
- 「coreServiceShell.exe」をネットで調べてみた
- ウイルスバスターのバージョンが古かった
- ウイルス対策ソフトは最新バージョンを利用しよう
- 2019年9月19日追記:問題なく使えています
パソコンがめちゃくちゃ重かった
最近パソコンの動きが悪くて困っていました。Windows7を使用しているのですが、まずWindowsの立ち上がりが遅い。ずっと稼働音が唸っています。そろそろ大丈夫かな…と思いインターネットを開こうとしても時間が掛かる。ネットはしょっちゅう「応答なし」になり、はてなブログの編集画面なんて10分以上開いていると途中でフリーズ。かろうじてマウスは動き、Windowsボタンなども物凄い時間差で反応するようですが、いつもシャットダウンボタンに行きつけず、電源長押しで強制シャットダウンするような状態でした。
タスクマネージャーを確認
動きが遅い時、私が確認するのは「Windowsタスクマネージャー」です。パソコンがどれぐらい頑張っているのか、何に負荷が掛かっているのかわかります。いつもショートカットキー「Ctrl」+「Shift」+「Esc」で開いています。
上記のような半フリーズ状態になってしまうと、タスクマネージャーすら開けなかったのですが…。理由を探ろうと、パソコンを立ち上げた直後からタスクマネージャーを開いてみました。パフォーマンスタブを確認するとCPUは約60%、物理メモリは2GB以上…。普段の状態を知りませんが、何もしていないのにこれはさすがに重すぎだと思います。
次にプロセスタブを見てみると…「coreServiceShell.exe」というのがメモリを使用しているようでした。CPU使用率43%です。
説明をみると「Trend Micro Anti-Malware Solution Platform」。「Trend Micro」と言えばウイルスバスターですが、「coreServiceShell.exe」ってなんでしょう?
「coreServiceShell.exe」をネットで調べてみた
coreServiceShell.exeって何だ?
原因と思われる「coreServiceShell.exe」について、ネットで検索してみました。すると検索トップにトレンドマイクロのQ&Aページが出てきました。
Q. 「coreServiceShell.exe」プロセスのCPU使用率が50%以上を占有し続けます。
A.「coreServiceShell.exe」プロセスのCPU使用率が高い場合の対応を記載します。
一部の環境において、ウイルスバスター クラウドを起動後に他のプログラムを複数同時に起動した際、「coreServiceShell.exe」のCPU使用率が50%以上占有し続ける現象を確認しています。
本現象は、以下条件の環境下において現象が発生する可能性が高いことを確認しています。
・推奨要件を満たしているが、ハードウェアが古い世代を利用
・インストール要件を満たしているが、推奨要件を満たしていない
・古い世代CPU環境にて、SSDを利用している
「coreServiceShell.exe」プロセスのCPU使用率が高くなる | サポート Q&A:トレンドマイクロより
ここでわかるのは
- 「coreServiceShell.exe」というプロセスはトレンドマイクロ関連
- 「coreServiceShell.exe」によってパソコンが重くなる(「coreServiceShell.exe」のCPU使用率が高くなる)現象がある
- 以上がトレンドマイクロ公式によって確認されている
ということです。とりあえずは、変なウイルスに掛かっているわけではなさそう。良かったです。
coreServiceShell.exe問題を解決するには
上記の公式サイトのほかにもcoreServiceShell.exeによってパソコンが重くなった!という個人のブログ、サイトはたくさんありました。最近のものだけでなく、2015年頃に書かれた記事も…。この問題はずーっとあるようですね…。
色んなブログを見ていくと、重くなった原因と対策としては
- ウイルスバスターのバージョンが古かったので、バージョンアップしたら解消した
- とりあえず現在のウイルスバスターをアンインストールして、再インストールしたら直った
- バージョンアップしたが、古いバージョンのウイルスバスターをアンインストールしていなかったので、アンインストールしたら解消した
というものが多かったです。 最終的に一番症状と解決方法が同じで、参考にさせて頂いたブログがこちら。ありがとうございました!
ウイルスバスターのバージョンが古かった
解消方法を考えるにあたって、まずウイルスバスターのバージョンを確認しました。確認方法はこちら(ウイルスバスター クラウドのバージョン確認方法 | サポート Q&A:トレンドマイクロ)。
そして最新のバージョンは「[15.x.xxxx]」だそう。
ーー(2020年1月9日追記)ーーーーーーーーーーーーーー
現在のウイルスバスタークラウドの最新バージョンは [16.x.xxxx] だそうです。そしてバージョンアップが必要かを判断する方法はこちら(バージョンアップが必要か確認する方法)
Q.ウイルスバスター クラウドのバージョンアップが必要か判断する方法を教えてください。
A.ウイルスバスター クラウドがバージョンアップを必要か判断する方法を記載します。
なお、最新バージョンは [16.x.xxxx] となります。
ーー(追記ここまで)ーーーーーーーーーーーーーー
私は、2018年7月にウイルスバスターを新規契約しています。「契約してから半年しか経っていないし、ウイルスバスターのバージョンが古いということはないな」と思っていたのですが、
バージョン12…旧バージョンでした。
え、特に通知とか来ないんでしたっけ??いつの間にか新しいバージョンが出ていて、古いバージョンになっていました。調べたらウイルスバスターの最新版は2018年秋に発表されているみたいです。もしかしてこれが原因?
最新バージョンにバージョンアップしてみた
原因らしいことがわかったので、バージョンアップすることにしました。やり方は、まず自分のパソコンのスペックが新しいバージョンに対応しているかを調べます( 動作環境 - トレンドマイクロ )。
大丈夫そうなら、以下のサイトからバージョンアップ( ウイルスバスター クラウド 無料バージョンアップ・インストール | サポート Q&A:トレンドマイクロ )
このボタンから進めると、
- 古いバージョンをアンインストール
- 新しいバージョンをインストール
のどちらもやってくれました。
すると、ウイルスバスターのバージョン情報が「12」→「15」になります。
パソコンの動作が軽くなった!
最新バージョンをインストールしてから、タスクマネージャー上のcoreServiceShell.exeはいなくなりました。また、パソコンの動作も軽くなりました!特にパソコンを立ち上げるスピードが速くなり、はてなブログの編集画面も普通に使えるようになりました。やはり、私の場合は古いバージョンのウイルスバスターを使用していたことが問題だったようです。
ウイルス対策ソフトは最新バージョンを利用しよう
今回は「ウイルスバスターが古いバージョンだと、coreServiceShell.exe によりCPU使用率が上がる」という問題でしたが…。もし動作が遅くなっていなくても、ウイルスバスター=ウイルス対策ソフトは最新のものを使った方がいいと思います。新しい危険にも対応してくれているはずです。
ただ、自分が古いバージョンを利用していることに知らない人は多いのではないかと思います。私自身、まったく気付いていませんでした。この記事をお読みになった方には、ぜひご自身のウイルス対策ソフトが最新版かを確認して頂けたらと思います…!
2019年9月19日追記:問題なく使えています
この記事を書いてから9ヶ月ほど経ちました。その後は特に「coreServiceShell.exe」がタスクマネージャーの上位に上がるようなこともなく過ごしています。やはり最新のウイルスバスターを使用すれば問題なく使えるようです。
更新履歴
2019.1.31 タイトルをわかりやすく変更。
2019.9.19 その後の経過を追記、リンク追加
2020.1.9 最新版に関する記載を修正